白石雄大独自のメソッド
埼玉ミュージカルスクールの子どもたちは、どのようにして演技を学んでいるのでしょうか?
まず始めに「動物」を演じる練習をしてもらいます。
しかしライオンやクマのモノマネをするのではなく、その動物はどんな表情をして、どんな歩き方をするのか?
自分で感じたことを軸に演技します。
次にその動物に短所を追加します。
弱虫のライオン、せっかちなクマなど”長所”より”短所”の方が想像しやすいので、短所を追加して練習します。
人ではどうでしょうか?
その人はどんな顔をしていて、どんな髪型をしているのかな?
と子どもたちに考えてもらいますが、それを最初から演技につなげるのは難しいものです。
じゃあもし目が3つあったら、ツノが生えてたら、背が3メートルあったら?
など極端な想像をしてみることを促すと、たちまち子どもたちは想像力を働かせ、それらを落とし込んだ演技ができるようになるのです。
これは何も特別なことではなく、誰しも小さい頃に経験する人形遊びやぬいぐるみ遊び、ごっこ遊びの延長にあるのです。
このようにまずは「想像した人物と実際の演技をつなげる練習」から子どもたちに教えています。